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Paradise & Lunch(胃がんの記録) hottuna.exblog.jp

愛犬ショコラが天に召され、淡々と過ごす日々だったが2016年8月に胃がん手術、闘病記となった。(2011.7.Sep)


by eday_eday
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がん転移の不安

癌が転移しないか手術後も不安になる。
手術だけで完治するわけではないのでがん患者はだれもが不安と隣りあわせで日々を送っている。
病院で検査結果が出る前は、再発していないか不安だし、腫瘍マーカーが正常値の範囲内でも
不安は拭えない。
CTでも、転移したがんが約1cm以上の大きさにならないと転移かどうかは
診断できず小さな癌に対しては
発見できないのであくまでも見える範囲にある癌が検知できるかということであり、
仮に発見されたとしても外科的な療法はとれずなるようにしかならない。
こんなことを気にして神経をすり減らすほうが身体にとっては良くないことだろう。

自分の癌がどのぐらいの悪性度があるなど客観的に分からないし、
この程度の癌だとステージで分類されても再発するか否かの確率は
人それぞれでステージ2Bの5年生存率を知ってもどうにもならない。
従って、何が起こっても動じない覚悟を持つことが必要だと思う。
多分できないだろうが。。。。

かって胃を全摘出した後に癌に対して理解をしようとインターネットや書物、
ブログなどを良く見たり、読んだりして知識を仕入れた。
どんなことを考えてたのか以下に整理しておく。

外来で主治医とゆっくり話すことはなかなかできないだろう。
私の場合は外科手術の担当医が現在も主治医となって術後を見てもらっている。
外来の患者数が多く、忙しそうな状況なので余程重要でないことは質問できない。
世間話などができる医師がいたら精神的にはもっと楽になるのだがそうも行くまい。
従って、インターネットや書物、ブログで癌の知識を多くの患者は仕入れて
いるのではないだろうか?
専門医のような知識をお持ちのブロガーの方もいて驚かされる。

私が知りたかったことは転移の可能性に関することなど多岐に渡った。
そして幾度も忘れて同じことを繰り返し探ることもある。
1.がん細胞の悪性度について
  細胞はその分化度によってさまざまな機能や形態を持つ細胞に変化し、
未分化、低分化、高分化など  とその成熟度によって分類され未分化
のがん細胞は増殖が激しいとのこと。
  したがって悪性度は未分化型の方が高い。
  実は病理検査の結果を正確に聞いていなかったので医師に聴いたところ普通の
癌と言われ安心して良いのか悪いのかスキルス性ではないことだけは分かった。
  悪性度がわかれば転位の確率も高いのかその度合いが分かると思ったからだった。
  普通の癌では分からない(笑)

2.再発、転移の可能性について
  再発、転移の可能性は1~2年が中央値で多いようだ。

  胃がんの5年生存率はステージ2Bでは65.7%とのことなので
  10人中3人以上の人が5年以内に亡くなっていることになる。このうち転移が見つかった人
  でも5年以上生存している人もいるから転移はもっと多いと考えられるだろう。
  したがってかなり高い確率で転移は起こりうると覚悟している。
  また、転移経路について知った。これは3つのケースがあって
  血行性転移、リンパ行性転移、播種性転移と呼ばれる。
  癌が胃壁の深くに進行すると血液に癌が入り込み転移するケース、
  リンパに流れ込んで転移するケース、胃壁を癌が破ると腹膜などへ
転移する播種性転移があり、腹膜播種として腹膜でがんが増えて行く。
私の場合は、漿膜(胃の最深部の層)まで
  癌が進行していたので穴が開く一歩手前だった。
また、1つのリンパ節に癌が転移していたため
  ステージが2Bと判定され胃とともに胆のう及び第1群リンパ節
と第2群リンパ節も除去(郭清)した。
  主治医に確認したところ胃壁をすれすれ破っていないがこの3つの転移の
可能性はあるとのことだった。
  このことからしても転移の可能性は十分ありえると覚悟している。
  第1群リンパ節とは胃に接しているリンパ節で第2群リンパ節は
胃を養う血管と接するリンパ節のようだ。
転移経路となりうるリンパ節を除去することで転移
のリスクを下げる処置とのことである。
  
3.転移の検査方法について
  癌を発見する検査方法はカメラかバリウムを飲むことである
ことはがんになる前から知っていたが
  バリウムを飲んでも見つからないという誤った情報が
インプットされていたためバリウムの検査は
  2~3年やっていなかった。しかし、久しぶりのバリウム
検査が2年前のがんの発見のきっかけに
  なった。がんが大きかったことも発見の
きっかけになったのかも知れないが、
  もしその後もやっていなかったならば
更にがんは進んでいたのだと思うとゾットするし、
  運が良かったのだと思う。バリウムは馬鹿にできない
検査方法であることを実感した。

  その後、癌の特に検知も様々あることを知った。
  あるブログで「PET/CT検査」なるものを知った。
これはがん細胞のブドウ糖の代謝に着目して、
  からだの機能や代謝の状態を断層画像で表す検査法で、
がん細胞の周りにブドウ糖が集まるので
  小さな癌も見つけやすいようだ。3割負担で3万
ぐらいとのこと。再発を検知する方法としてCT単独
  より分かりやすいようだ。

  また、腫瘍マーカーなるものを知った。これは癌が産出する
様々な血液中の物質を計測することで
  癌の活動状態を検知できる。ただし、
癌以外でもマーカーが反応するケースや癌であっても
  反応しないケースもあるようで完全なものではないらしい。
胃がんの場合はCEAとCA19-9という
  マーカーの値の増加を見て行くようだ。
私の場合はCEAが良く反応し主治医いわく
  信用できるとのことだった。確か手術前は70~80あり、
術後はすぐに下がるわけでは無く、
  徐々に下がり基準値の5.0以下となり
今は4以下に下がっている。一方、CA19-9は
  正常値は37U/ml以下で胃がんをはじめ胆嚢がん、
胆管がんなどで上昇、腹膜転移があると上昇する
  ようだ。このマーカーは基準値内で推移している。

  胃の全摘出手術は難易度が高い手術のようだ胃だけでなく
腹膜や食道と腸を繋ぐ処置、リンパ節の
  除去など単純に胃を切って取り出して腸と
食道を繋げておしまいでは無い。
  医者に話したら肝臓の手術の方が難しいと言っていた。
癌にならなかったらこのようなことは
  何も考えなかったし、考える必要もなかっただろう。

  最近、自民党大分一区穴見陽一衆院議員が受動喫煙対策
を訴える肺がん患者に「いい加減にしろ!」
  と脅すようなヤジを飛ばす事件があったが、
健常者の認識とはその程度、がんの恐ろしさを
  理解できないだろう。自身が患わないとわからない。
自分も仕事に復帰したが病後を気遣ってくれる
  人はほぼ皆無である。抗がん剤治療を受けながら
仕事をしている人は肩身が狭い思いをして
  いるだろう。特に働き盛りの人は辛い思いをしていることは想像に難くない。

4.抗がん剤の副作用について
  手術後、抗がん剤の投与で予防の目的もあって
抗癌剤TS-1を服用した。
胃がんのステージ2Bでは,標準治療として
1年間抗がん剤で体内に
残っている癌を叩く治療が行われる。TS-1は標準で
  使われる抗がん剤となっていて術後再発の確率を下げる為に使われる。
  4週飲んで2週間休薬し、これを1年間繰り返す。
  薬価は4週で94,920円と高額である。

  よく言われることではあるようだが抗癌剤
というと癌を殺す薬という印象を持つが実際は
  細胞毒と言われる。つまり、癌も攻撃するが、正常な細胞も攻撃する。
  それによって様々な副作用が現れる。特に細胞分裂の激しい
細胞は癌ばかりだけで無く血を作っている
  骨髄を攻撃し、白血球・赤血球・血小板を減少させる。
これを骨髄抑制と言い
  血液細胞をつくる組織である骨髄の働きが抑制される。
私もその当時は頑張って副作用に耐えて
  抗癌剤を飲んでいたが半年ぐらいのところでドクター・ストップとなった。

  白血球・赤血球数が危険数値以下に減少したため抗癌剤
の服用はできなくなった。
  2017年 04月のことだった。それから現在まで抗癌剤は飲んでいない。

  その当時は副作用の極みにあってTS-1は頭髪が禿げたりしないが
髪の毛は細くなり。 皮膚はカサカサになった。
  また、全身にかゆみが出て保湿クリームを処方して貰った。
  1日中疲労と倦怠感に襲われ、休薬期間もあったが一向に
回復しなかった。歯を磨くと出血し
  指先は常に冷たくなった。息切れがして心臓が弱った。
はっきりしないが心臓の調子は現在も回復せず
  心臓の負担を下げる為に利尿剤と血栓を予防するためのリクシアナという
  血栓の形成を抑え脳梗塞や心筋梗塞などを予防する薬を
循環器科の医師から処方されている。
  心臓の問題は抗癌剤の影響ではないかと考えている。
外科の医者はこれを肯定していない。
  これ以上病状が進まないことを祈っている始末。
  
  以前のブログでも書いたが趣味の登山も難しくなり生きがいの1つが消滅した。(笑)
  心機能の低下により足にむくみが出て平気で1日に体重が1~2㎏増える。
  利尿剤なしでは自力で浮腫みを解消できない。
  このように抗癌剤は様々な副作用をもたらすが私の場合、
抗癌剤TS-1との相性は悪かった。
  比較的、副作用の少ない抗癌剤と言われているTS-1だが
私は多くのダメージを受けたようだ。
  効果があったのかは具体的には実感できず分からない。
効いたのかも知れないし、
効いていないのかも知れない。
  ただ、確実なのは胃全摘出とあいまってQOLを下げる
大きな原因となったことは否めない。
  予防効果は10%ほど上がるとのことで5年生存率は65.7%から
75.7%に確実に上がるのであれば
  副作用が出ても継続して飲めるのならば飲んだほうが良いだろう。
  私は服用を止めざる終えなかったし、
再度、服用を勧められたがこれを断り止めた。





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by eday_eday | 2018-06-26 17:20 | 病気(胃癌など)